その36

<36-1>ウェブ進化 再集計(小林雅一)
 
HTML5とは、「ホームページ」を編集するためのマークアップ言語ですが、広義にはそれを中心にした次世代ウェブ技術全般を指します。
 
<36-2>はじめての植物学(大場秀章)
 
光合成は生物のうちで植物のみが生み出した化学合成であることと、その産物に頼って私たち人間を含むあらゆる生物が生を全うしていることである。
 
<36-3>信念を貫く(松井秀喜)
 
3年連続で手術をしたときも、そのたびに「松井、リハビリはうそをつかないぞ」と励ましてくれたのは長嶋監督でした。監督は、いわば僕の生涯の恩師だと思っています。
 
<36-4>日本の男を喰い尽くすタガメ女の正体(深尾葉子)
 
私から最後に、タガメ女や、カエル男にならないための秘訣をお教えしましょう。「ひとりひとりが自分の頭で考えて、自分の魂と向き合って正直に生きる」それだけ。
 
<36-5>騎手の一分(藤田伸二)
 
汚い話だけど、馬って基本的に草食動物だから、馬のウンコなんて、昔は乾燥したら全然平気で触ってポイするとか、手でも触れるくらいのものだった。ところが今は違う。たとえばある厩舎の馬がウンコすると、サプリメントなども含めて、食べ物が人間に近いものになって独特の臭いがするから、触れない。
 
<36-6>お金になる「頭の使い方」(おちまさと)
 
みなさんが何か商品やイベントを企画したり、プロデュースしたりするときには、イベントそのものの盛り上がりだけに注力するのではなく、今となってはホームページのアクセス数を上げることを目標に、いかにクリックしてもらうかにアイデアの焦点をしぼるべき。メディア戦略もその一環なのです。
 
<36-7>真・政治力(石破茂)
 
選挙区においても、支持者だけを集めた会でばかり演説をしていては意味がないのです。もともと支持者なのですから、最初からその政治家の話を聞こうと思って集まってくるありがたい方々ばかりなわけで、何を言っても大きな拍手で迎えていただけてしまう。田中角栄元総理は、「政治家は支持者を集めて演説しているときが一番手を抜いている」と指摘し、落選した議員に対して「1万人も支持者を集めて演説をやったのが敗因だ」と叱責されたそうです。
 
<36-8>ツール・ド・フランス(山口和幸)
 
フルマラソンとツール・ド・フランスの1ステージを走るエネルギー消費量はほぼ同じだ。マラソンのトップ選手がシーズンで数回しかレースに出場できないのに対し、自転車選手はなぜ23日間も走り続けられるのかと言えば、路面からの衝撃で体を痛めることが少なく、自らの体重もペダル、ハンドル、サドルに分散でき、ストレスが一部に集中しないことが理由の一つだ。
 
<36-9>歪みの国・韓国(金慶珠)
 
2012年の暮れに行われた韓国大統領選挙のテレビ討論会で、極左系野党の大統領候補であった李正姫(イビョンヒ)議員は「韓国では、国会の上に大統領が君臨し、大統領の上に憲法が君臨し、憲法の上にサムスン会長の李健煕(イゴンヒ)が君臨している」と主張し、財閥の巨大権力を揶揄しながら、その解体の必要性を訴えました。
 
<36-10>名医が伝える漢方の知恵(丁宗鐵)
 
今まで甘いものは嫌いだった人が、突然甘いもの(とくにアイスクリームのような甘くて冷たいもの)を欲しがったりしたらがんを疑ってもいいと思います。がん細胞はエネルギー源となる糖を普通の細胞の3~8倍も消費しながら増殖を続けていきます。そのため、がんになると甘いものが欲しくなるのです。
 
<36-11>続ける力(伊藤真)
 
最近の研究によれば、勉強などで頭を使ったときは、脳の表面にある大脳新皮質というところが疲労するのですが、これは5分程度の睡眠でも回復するそうです。一方、人間関係などのストレスによる脳の疲労は、脳の奥の方の古い皮質にたまり、これはじっくりと眠らないと、とれないそうです。
 
<36-12>人に強くなる極意(佐藤優)
 
お金には「限界効用逓減の法則」が当てはまらないということ。具体的に言うと、たとえばどんなに好きな食べ物でも、ある程度食べておなかが膨らんだらもういらないと思うでしょう。どんなにお酒が好きな人だって、ウォッカを3本も開けたらもうお酒を見るのも嫌になるはず。これが「限界効用の逓減」で、ある程度手に入れたら「満たされた」という感覚や「もうたくさん」という感覚になる。つまり充足することで欲望が減少するわけです。ところがお金だけは違う。欲望に際限がない、つまり「限界効用が逓減しない」のです。これがお金の怖いところで、一種麻薬に似ています。どんどんエスカレートして、それがないと不安になり、決して満ち足りるということがありません。
 
<36-13>臓器の時間(伊藤裕)
 
私たちの体は、約60兆個の細胞から成り立っています。しかし、人間の腸の中には、それより多い100兆個以上の細菌が生活し、その重さは実に1kgに及びます。私たち自身の重さと思っている体重のうち、1kgは細菌の重さです。私たちは、豊富な腸内細菌を飼えるようになって、消化吸収をより効率的に行うことができるようになりました。また、腸内細菌と共存していくために腸の免疫機能が発達しました。その結果、バラエティに富んだ、時には危険と思える食べ物も果敢に食べることができるようになりました。こうして、栄養価の高い食べ物を短時間で消化吸収できるようになり、長い腸は要らなくなり、腸の働きを維持するための血液の量は減りました。
 
<36-14>チャイナ・ルール(小林純子)
 
中国では通訳は信用してはいけません。比較的信用できる安全な通訳が見つかるまで、通訳は必ず2人つけること。トラブルを未然に防ぐ保険の意味でも、絶対に守るべきチャイナルールです。
 
<36-15>修羅場の極意(佐藤優)
 
ロシア人は4つのものが欠かせない。ジャガイモ、黒パン、タバコ、ウオトカ(ウオッカ)。このうち2つのものが切れると暴動が起きて政権が倒れる、というのが僕の仮説。ゴルバチョフ大統領が辞任せざるを得なくなったのも、反アルコールキャンペーンを展開し、同時期にロシアからタバコがなくなったからだと思っています。タバコがなくなったのはアルメニアの民族紛争でたばこ関連の工場が動かなくなったことが理由ですが、いづれにせよ、この2つがなくなるとロシア人は暴れる。
 
<36-16>イタリアンワイン㊙ファイル(ファブリツィオ・グラッセリ)
 
私が、ワインの味の決め手となるものが何か、について、イタリアの年取ったぶどう農家のお百姓さんから繰り返し聞かされてきた話は、「一に土、二に土、三に土」というものです。畑が違えば、ワインは別物になります。つまりワインの特徴はそのワインのぶどうがつくられた、土地の質の違いによって決まるのです。
 
<36-17>がんとの賢い闘い方(大場大)
 
標準治療とは、世界中どこの先進国へ行っても通用する、推奨レベルのもっとも高い「最善治療」のことを指します。
 
<36-18>コンビニコーヒーは、なぜ高級ホテルより美味しいのか(川島良彰)
 
タンザニアで出会ったイギリス人のコーヒー生豆商社の男性に言われたひとことが、いまでも忘れられません。「とてもじゃないけど飲めないようなまずい紅茶は飲んだことがないけど、口がひん曲がるほどまずいコーヒーはそこら中にある」
 
<36-19>なぜいくら腹筋をしても腹が凹まないのか(中野ジェームス修一)
 
一般的な場合ですが、私たちトレーナーは1カ月で2キロ以上の体重減だった場合はその運動指導は失敗だったと受け止めることが多いです。1カ月で2キロ以上も落ちてしまったと言うことは、筋肉は体脂肪よりも比重が大きいので、体脂肪も減ったかもしれないが、おそらく一緒に筋肉量も減らしてしまった可能性が高いです。
 
<36-20>がんに不安を感じたら読む本(本荘そのこ)
がんが増え続けている理由は「日本人が長寿になった」ことに他なりません。ですから、がんによる死亡率が増えているとはいっても、専門家は、この数字はがんになりやすい世の中になったとはとらえていません。なぜなら、長生きする人が増えれば増えるほど、がんに罹る人も増えるからです。
 
<36-21>キレイゴトぬきの農業論(久松達央)
 
持っていないものを数えていていけばキリがありません。それよりも持っているものを数えて、それをどう使うかを考えたほうが早いと思います。
 
<36-22>競馬1本でメシを食う技術(上野誠)
 
競馬(馬券)には「買えば買うほどマイナスになる」という大原則がある。我々の前に立ちはだかる難攻不落の高い壁。約25%の控除率。これがある以上、平均にならせば、みんな必ず負けるシステムになっている。
 
<36-23>常識外の一手(谷川浩司)
 
羽生世代は序盤の研究で将棋界をリードしてきたといえますが、それは定跡に挑戦するような苦しい将棋をあえて指してきたということです。
 
<36-24>めざせ!日本酒の達人(山同敦子)
 
山廃や生酛造りの酒は、35~37℃ぐらいの人肌の燗にすると、ボリュームのある旨味と爽やかな酸のバランスが取れた、まろやかな美酒に変身することも多いのです。山廃や生酛の酒は、温めて味わうと真価が発揮されると覚えておくといいでしょう。
 
<36-25>脳に悪い7つの習慣(林成之)
 
ビジネスの現場などで、様々な理由を挙げて平気で「無理だ」と口にする人がいますが、無理ということは思考停止を意味します。どんなことでも、できない理由を挙げるのは簡単です。