その3

<3-1>老いない体をつくる(湯浅景元)

健康な男性を、3週間、ベッドで寝かせたままにしておきます。そして、その間に筋肉がどのように衰えるかを調べたのです。その結果、腕の筋肉はほとんど衰えないのに、脚の筋肉は15パーセントも細くなったのです。

<3-2>官僚に学ぶ仕事術(久保田崇)

世界の英語人口は14~15億人だそうですが、そのうち英語を第一言語とするいわゆる「ネイテイブ」は4億人に過ぎません。英語を話す人の約70%は第二言語として話す人たちなのです。そこに求められるのは複雑な文法や発音ではなく、最小限のボキャブラリーとシンプルな構文を使った英語です。

<3-3>この歯医者がやばい(斎藤正人)

「犯罪者や外国人が歯医者をやれるのか?」と驚く人もいるだろうが、医者・歯医者は、殺人と麻薬以外の犯罪では医師・歯科医免許は剝奪されない。外国人でも日本の国家試験に合格すれば開業できる。

<3-4>人はなぜお金で失敗するのか(G・ベルスキー&T・ギロヴィッチ)

伝えられるところでは、「チップ」の語源は、18世紀のイギリスのコーヒー店で、お客が「迅速な給仕のために(To Insure Promptness)と書かれた箱にコインを入れるよう求められたことにあるという。

<3-5>浅田真央はメイクを変え、キム・ヨナは電卓をたたく(生島淳)

コーチはジャッジと演技内容についてディスカッションしているのだ。フィギュアスケートはある種、独特の世界を形成しているから、ジャッジもコーチもみんな知り合いだ。そうなると、コーチには「ロビイスト」的な性格が生まれる。

<3-6>3年後給料はこうなる(江坂 彰)

無能な管理職に部下をつけると、会社は途方もない無駄遣いをやっていることになる。

<3-7>ドラッカーの実践経営哲学(望月護)

工場の人間にとっては認めがたいことであっても「適正価格」も「適正利潤」も競争の社会には存在していないのである。

<3-8>地下水の科学(井田哲徹治)

地上に降り注いだ雨などが地下に浸透して地下水となってから、湧き水などの形で流れ出してゆくまでの時間を、地下水の「寿命」ということができます。世界の地下水の平均を見ると、その年数は、なんと600年以上になります。

<3-9>ラテンに学ぶ幸せな生き方(八木啓代)

「人間、大半のものを失ったとしても、命さえあれば、何回でもやり直せるし、やり直せると思っている限り、その人は不幸ではない」という価値観。これこそ、ラテン人が幸せに暮らすための、人生観なのです。

<3-10>成果創造のマネジメント(クリントン・O.ロンゲネッカー)

かつてソクラテスは、「自分自身が犯した過ちの犠牲とならないためには、人生を送るうえで、常に日常の生活で知性を使うことが大切である」と言った。

<3-11>脳はどこまでコントロールできるか?(中野信子)

ちょっと翌日に筋肉痛が残るくらいの運動をして、筋肉に適度な負荷をかけてあげると、筋肉の修復時に成長ホルモンが出るのですが、この成長ホルモンには若返り効果があるということが話題になっています。

<3-12>ビジョナリーカンパニー(ジェームス・C・コリンズ)

営業部門は必要だが、どのような製品を作るのかを決める段階では、中心になってはいけない。

<3-13>お坊さんが困る仏教の話(村井幸三)

勝ち組の寺院は観光寺院、いち早く墓地事業に手を出されたお寺、それに檀家数が少なくとも400軒以上の大型寺院の3つのパターンのどれかに属するお寺だそうです。

<3-14>コンクリートが危ない(小林一輔)

コンクリートは、セメントに対する水の比率を間違えても硬化してしまうのである。もちろん、水を多く入れれば入れるほど、セメントの化学反応によって精製される結晶が粗大で疎な状態なるとともに、空隙の多い脆弱な組織のコンクリートになる。強度で約10倍の差が出る。

<3-15>現役騎手がバラした必勝競馬術

騎手のレベルは馬の格ほど差がない。

<3-16>脳は平気でうそをつく(植木理恵)

不美人から美人までを5段階にわけ、どのレベルの人が一番早く結婚するかを調べた研究が行われた。レベルの分け方は不美人1、やや不美人2、普通3、やや美人4、美人5という具合だ。その結果、結婚が一番早かったのは、やはり5の美人だった。この結果は予想されたものであったのだが、驚くべきことにランキング下位が予想された1の不美人も5の美人と同じくらい結婚が早かったのである。次に早かったのが2と3だった。そして意外なことに、今期が最も遅れるのが「やや美人」の4。

<3-17>ニオイをかげば病気がわかる(外崎馨一)

ジャスミンのニオイを分析していくと、「スカトール」という物質が主成分であることがわかります。スカトールは糞便のニオイの主成分です。つまり、ジャスミンと糞便は同じ香りということに成るのです。

<3-18>ONとOFF(出井伸之)

ある時、頻繁に変わる仕事内容に私がグチをこぼした際、「サラリーマンたるもの、新しい部署に移動した初日でも、10年前からそこにいたような顔をして仕事をしろ。弱気な発言をすれば、下のものが迷惑する」としかられて、目のさめるような思いをしたことがありました。

<3-19>釈迦に説法(玄侑宗久)

むろん文句をいえば状況が変わるというなら、言ったらいい。しかし大抵の状況は、文句を言うと更にその不満が強く意識されるだけで、あまり意味がない。だから言っても仕方がない文句は言わず、言わぬことで「今」を安定させる。それが禅的な意味での「足るを知る」ということだ。

<3-20>「かわいい女」63のルール(里中李生)

食事は、デートにおいてメインイベントだから、食事は美味しそうに食べられないといけない。そのためには、まず好き嫌いをなくす。好き嫌いがあると、食事中の笑顔がなくなるからだ。

<3-21>ジャンボ機長の状況判断術(坂井優基)

世の中のコミュニケーションミスの大部分が、もう一言きちんと付け加えておけば防げたミスです。

<3-22>執行役員(吉田春樹)

なぜ、こんなに取締役が増えてしまったのか。その一つの理由に、日本の企業組織においては、取締役になることがサラリーマンを志した従業員にとってゴールであるということにある。

<3-23>外来生物クライシス(松井正文)

サルモネラ菌は、食中毒や腸チフス症などの原因となる腸内細菌の1つで、手指、飲食物などに付着して経口感染する。アカミミガメ(ミドリガメ)は、このサルモネラ菌を大量に保菌している。

<3-24>人体常在菌のはなし(青木皐)

あなたの皮膚がしっとりつやつやしているのならば、皮膚ブドウ球菌という常在菌がとても元気に暮らしている証拠だ。

<3-25>サラリーマン・サバイバル(大前研一)

成功する人間としない人間には唯一、明らかな違いがある。それは、成功する人はどんな仕事でも厭わずにやるが、成功しない人は仕事を選ぶということだ。