その7

<7-1>生きる悪知恵(西原理恵子)

ベトナムには「娘を太らせるのは母親の恥」っていう言葉があるんですけど、それと一緒で「嫁を太らせるのは夫の恥」なんです。

<7-2>転勤プラス思考法(櫻井武治)

単身赴任によって労働者がこうむる不利益と業務上の転勤の必要性の程度を比較した最高裁の判決は「労働者が通常甘受すべき程度を著しく越える不利益を負わせるものではない」として単身赴任を容認している。

<7-3>ジーパンをはく中年は幸せになれない(津田秀樹)

下手をすると人の命にもかかわるかもしれない不正を、上から命令されたというだけで、ほとんどの人が唯々諾々と行なってしまっているのです。

<7-4>福を呼び込む環境力(加藤三郎)

21世紀型の企業経営とは、予防型経営であると断言します。事故や事件が起こってから対策を施す対処療法型では遅い。だから、専門家が実際、現場に足を運び、そうした芽を早めに見つけて改善することが重要であるということです。

<7-5>なぜ仕事するの?(松永真理)

技術がどんなに進んでも、時代がどんなに変化しても、社会が必要とするものは変わりません。それは、ひとつひとつの専門知識や技術そのものではなく、自立性、協調性、創造性、そしてその根底にあるつねに何かを獲得できるような基礎的な力なのです。私たちの教育の特徴は、ひとことでいうと、learn&learn。つまり、ある専門性を身につけようとすることを通して、その力を獲得することなのです。

<7-6>鷲の人、龍の人、桜の人(キャメル・ヤマモト)

アメリカは具体的なものではなくて、「基準」を世界中に浸透させています。「基準」を売り込んでいます。

<7-7>ぼけの予防(須貝佑一)

人の知能の発達のピークは50歳から55歳くらいと見られている。一般に「年のせい」といっている物忘れや理解力の低下が目立ち始めるのは60歳をすぎた頃からである。そしてこのあたりから「年のせい」と認知症の違いが問題となり始める。

<7-8>世にも美しい数学入門(藤原正彦/小川洋子)

奇数だけを足していくとね、どこでちょん切ってもある数の2乗になっている。1は1の2乗でしょう。1+3=4は2の2乗でしょう。1+3+5=9は3の2乗でしょう。

<7-9>我欲を捨てるとうまくいく(植西聡)

相手が頭を下げているのは、その人自身に対してではなく、その人の地位・身分・名誉・肩書きに対して頭を下げる場合が多いのです。

<7-10>40歳を過ぎてからの賢い脳のつくり方(高田明和)

私たちは遊びに生き甲斐を持つことはできないような脳の仕組みを持っているように思えます。

<7-11>なぜ韓国は、パチンコを全廃で来たのか(若宮健)

新聞社で、パチンコ広告の先鞭をつけたのは読売新聞で、2006年3月に初めてパチンコの全面広告を掲載した。続いて、朝日新聞も2006年8月22日付けの朝刊に、パチンコ台の全面広告を掲載している。

<7-12>理想と決断(桑子敏雄)

情報の開示や透明性によって確保される信頼が権威の基礎となる。国や地方自治体、企業といった組織のリーダーにとっても、情報の公開と共有は信頼をかちうるために不可欠の条件である。

<7-13>雑草のはなし(田中修)

セイタカアワダチソウは「シス・デヒドロマトリカリア・エステル」という難しい名前の物質を、自分のまわりにまき散らしていたのだ。その物質のために、他の植物の種は発芽しなかったり、発芽しても枯れることもあるし、成長がおさえられることもある。この植物の周りに、他の植物が生えないはずである。そんな働きをする物質を総称して「アレロパシー物質」という。

<7-14>人生に打ち勝つ野村のボヤキ(野村克也)

仕事は自分で探せ。それがリーダーの使命であり、特権でもある。

<7-15>イワシはどこに消えたのか(本田良一)

レジーム・シフトとは大気・海洋・海洋生態系からなる地球の動態の基本構造が数十年間隔で転換すること。

<7-16>人の性格はDNAで決まっている(中原英臣、佐川峻)

ドーパミンがやる気とかかわっていること、ドーパミンが不足するとやる気が失われてパーキンソン病になったりすることが明らかになった。

<7-17>なぜ飼い犬に手をかまれるのか(日高敏隆)

せみの幼虫は地中にいて、木の根の汁を吸って育つ。木の葉っぱと違って栄養分がごく少ない。だから大きくなるのに何年もかかってしまうのである。けれど地中は比較的安全だ。せみは安全と時間のトレードをしているのである。

<7-18>実学(稲盛和夫)

何かをなそうとするときは、まず心の底からそうしたいと思い込まなければならない。「わかってはいるけど、現実にはそんなことは不可能だ」と少しでも思ってしまったら、どんなことも実現することはできない。どうしてもこうでなければならない、こうしたいという、強い意志が経営者には必要なのである。

<7-19>デザインにひそむ美しさの法則(木全賢)

黄金比は数学的にも面白い数です。黄金比とその逆数とその二乗数の小数部分は、3つとも完全に一致します。逆数とは元の数と掛け合わせると1になる数のことで、黄金比を1.61803398875とすると1/1.61803398875=0.61803398875となります。この二乗は1.61803398875*1.61803398875=2.61803398875となり、小数部分は黄金比と元の逆数と同じです。こんな数はほかにありません。

<7-20>今日も飲み続けた私(衿野未矢)

子供が巣立った後に、生きがいを失ってしまう「空の巣シンドローム」に陥るのが女性で、男性は定年後に生きがいを見失いがちだというのは、従来から指摘されてきた。

<7-21>みんなが知りたい超高層ビルの秘密(尾島俊雄、小林昌一、小林紳也)

超高層ビルの地下階は、せいぜい5階ぐらいです。地下階の構築は建築費が一般に、地上階の2~2.5倍かかるからです。

<7-22>外資系トップの仕事力(ISSコンサルティング)

社長になった人には2種類あった。自分のもつ技術やアイデアを世に問いたい。だから社長になる。こういう人は生き残った。生き残れなかったのは、とにかく社長になりたい、という人でした。社長という仕事自体には、本来的な価値はない。社長が、一番強い情熱をもっている。その真髄がわかって世の中に問いたいと考えている。だから迫力が生まれるんです。熱意があるから会社は続くんです。情熱は成功の第一条件です。

<7-23>「交渉上手」は生き上手(久保利英明)

自殺者が年間3万人を超えている。当人にとっては、死ななければいけないほどの大きな出来事であろう。人生をトータルで見ずに、幸・不幸、成功・失敗をデジタルでジャッジしていくと、結局、自分で自分を追いつめていってしまい、人生の敗残者だと思ってしまう。しかし、ビジネスと違うのは、勝とうと負けようと、人生というのは生きていることが、それ自体が勝ちなのではないかということだ。

<7-24>フランス流美味研究(鳥取絹子)

学生たちに味比べをさせ、いろいろな出身国の女性の母乳を飲んでもらい、それぞれの味を比較してもらったところ、一番好評だったのはインド人の女性の母乳であった。カレー風味の食べ物を食べている彼女たちの母乳は、独特の味がして、美味しかったようだ。

<7-25>コレステロールは高いほうが病気にならない(浜崎智仁)

太古の昔では、妊娠40週間を通してちゃんと食べられる可能性など極めて少なかったため、やせた女性では妊娠継続が無理で、子孫ができなかった。つまり、いま生き残っている男の多くは「ポッチャリ型の女性を好きになる」遺伝子が組み込まれているのである。