その11

<11-1>なぜ男は女より早く死ぬのか(若原正己)

日本人は、言語を理解する左脳で虫の声を聴いていて、西洋人は右脳で聞いていると言います。だから、西洋人は虫の声を雑音として認識しているらしいのです。世界的には、西洋人タイプが圧倒的に多く、中国人も韓国人も右脳で虫の声を聴いていると言われています。

<11-2>即戦力の磨き方(大前研一)

語学力、財務力、それに問題解決力、この三つが即戦力のプロフエッショナル人材として必須な三種の神器である。

<11-3>質問する力(大前研一)

おいしいところだけを奪ってしまう行為を経営学の用語でクリームスキミング(上澄みを取る)という。

<11-4>人を見抜く(渋谷昌三)

茶色系統のスーツを好む人はお金にこだわりの強い人といわれている。茶色とお金が深層心理でお互いに結びついていると考えられているからだ。

<11-5>デッドライン決断力(吉越浩一郎)

ワーク・ライフ・バランスというときの「ライフ」とは、「人生」全体のことではなく、「私生活」のことである。

<11-6>天文学者はロマンティストか?(縣秀彦)

今でも人工衛星の多くが軍事衛星です。その最新装置で捉えられた地上風景の分解能は数センチ、つまり人の掌がわかる程度の精度があるといわれていますが、民間に公開されることはありません。

<11-7>冷蔵庫で食品を腐らす日本人(魚柄仁之助)

地球上の水の総量は約14億立方キロメートルで、そのうち淡水は2.5%のみ。その淡水の3分の2は氷河や凍土で氷として存在している。人間が使える淡水の量が決まっているから、人口が増加すれば1人あたりの使用可能な淡水は減るってことですな。沖先生に言わせると、2050年には89億に膨らんだ世界人口のうち、40億人が水不足に見舞われそうですと。

<11-8>予算管理の知識(小林 健吾)

長期の戦略と短期の実行計画とは相互補完的であり、どちらかが欠けても近代的な企業経営に十分とはいえません。


<11-9>ケンカの作法(辛淑玉・佐高信)

右翼の子供はちゃんと右翼になるじゃないですか。それなのに左翼の子供の少なからぬ数が見事に「右翼」になるでしょう。あれはなぜだろう。

<11-10>頭脳勝負(渡辺明)

奨励会に入会した女性はいるものの初段に到達した例はありません。

<11-11>昆布と日本人(奥井隆)

日照条件、潮の流れ、山や川の入り具合といった浜の環境が、昆布の出来を左右するので、浜はあらかじめ特上浜、上浜、中浜、並浜というようにランク付けされており、収穫浜名を見れば、昆布のランクが、おおよそ検討つくシステムになっています。

<11-12>テレビが言えない地デジの正体(たくきよしみつ)

液晶やプラズマパネルのテレビは、画面の縦サイズの約3倍離れて見るのがベストポジションとされている。

<11-13>人事破壊(日下公人)

何をやるか、そこを考える人が一番儲かる時代になる。これから売れるものを見抜いて、果敢な行動力で実行した人が1番儲かる時代である。そしてそれに賭けて出資する人が、2番目に儲かるのである。

<11-14>大阪地名の由来を歩く(若一光司)

「御堂筋のイチョウ並木は、どうして南にいくほど茂りが悪く、背も低いのか?」という長年の疑問が、「御堂筋は建設に7年を要しており、約900本のイチョウも、北から南へと3回に分けて植樹された。しかも、数を集め切れなかったため、南へ行くほど樹質が落ちている」という事実を知るにおよんで、やっと氷解したのだった。

<11-15>部下を動かす人事戦略(金井壽宏・高橋俊介)

組織の上に立ったら、自分で意識して多様なネットワークを構築していくことが肝要だ。だから上に行けば行くほど、さまざまな場に出ることが大事になってくるのである。そして、いくつかある場のひとつに-トップになってもべったりと入り込みすぎるのも問題だが-「現場」がある。

<11-16>賢く老いる生活術(中島健二)

65歳から69歳までの前期高齢者の3%が認知症でした。ついで70~74歳まででは6%、75~79歳までは9%、80~84歳までは15%、85~89歳までは21%、90~94歳までは45%が認知症であった。

<11-17>ピラミッドの謎(吉村作治)

大ピラミッドがいかに精密な設計と高度な技術によって建てられたかは、四辺が正しく東西南北を向いていること、遠くから見た時にピラミッドが正三角形に見えるために必要な傾斜角51度50分22厘が選ばれていること、内部に通ずる下降通路の延長線が正確に北極星を指すこと、さらに内部に作られた落し格子、重い花崗岩の栓で通路をふさぐしくみ、王の間の天井に見られる重量軽減装置など、さまざまな部分から知ることができる。

<11-18>安全と安心の科学(村上陽一郎)

人間だけは、同種の間で殺戮を繰り返しながら、着実に人口を増やしてきていますし、その理由のひとつは生殖形態の特異性にあると考えてよいのではないでしょうか。

<11-19>不祥事でバッシングされる会社にはワケがある(佐々木政幸)

ミスが発生した時点で、社内でその情報をどれだけ早く伝達・共有できるかというのはもちろんのこと、対外的にも企業としての説明責任を可能な限り早く果たすことが大切である。

<11-20>数に強くなる(畑村洋太郎)

人も世も何事も「変わる」が基本である。ならば、「変わる」に応じて自分もいつでも変われる準備をしておく必要がある。

<11-21>50歳からの定年準備(河村幹夫)

私が見た西欧人たちは、”会社路線”と”自分路線”を若い頃から並行的に走らせるのに何のためらいも感じていないようだった。

<11-22>日本の社会戦略(稲盛和夫/堺屋太一)

日本の医療費は出来高払いではなく、”やり高払い”ですから、入院期間を長くすれば、病院側が儲かる仕組みになっています。

<11-23>味覚を磨く(服部幸應・三國清三)

余ったソースをパンにつける時には、ちぎったパンをポンと皿の中に置いて、それをフォークに刺してソースをつけて食べるのが正式とされています。

<11-24>太ったインディアンの警告(エリコ・ロウ)

座って仕事をする時間が1日に2時間増えるごとに肥満になる確率は5%増大し、糖尿病にいたる危険も7%増大していました。

<11-25>腐った組織をどうやって救うのか(丸瀬遼)

必要な策を小出しにすることは何のプラスも生まない。小出しにした結果、何回もリストラが必要になり、最終的には当初必要であったものよりもはるかに大きなコストカットが必要になってしまうのが落ちである。その間、組織のモチベーションは危機に瀕し続けるのだ。リストラ策は何回にも分けて小出しにしては絶対にいけない。