ドンゴロスバッグ(その2)

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 前回好評であったドンゴロスバッグの第二弾である。一見大き過ぎるように見えるが、この大きさが非常に気に入っている。通常、持ち歩くときの重量は6~7kgになる。この重さを手で下げるとなると非常な苦痛を伴う。以前登場したトートバッグタイプでないと長時間の持ち歩きは無理である。そのトートバッグでも、体の重心を傾け、適度な間隔で左右の肩を入れ替えなければならない。なぜそれほどの重量になるのか? まさか、家出用の荷物を毎日持ち歩いているわけではない。スポーツクラブ用のウエアと靴、スペシャルドリンク(1ℓ)、それにモバイル用PCが入っている。これらを入れることでこの重量になるのである。スペシャルドリンクを飲み干せば、帰りはその重量分の1kgは軽くなるだろうと思われるが、そうはならない。なぜ軽くならないのか? ウエアが1ℓ分以上の汗を吸収しているからである。したがって、往きよりも帰りの方が若干重くなるのである。この重量をいかに軽く感じて持ち歩けるか、ということになるとリュックタイプになる。両手が自由に使えるというメリットもある。少々かさばるものを買っても、問題なく入れることができる。もちろん丈夫さは保証付きである。ただし、使用するのは晩秋から早春までである。夏は背中がびしょびしょになるので使用しない。

 これを背負っているときの姿を想像することはなかった。普通にリュックを背負った人を見かけるのと同じ感覚であった。ところがある日、自分の後姿を見る機会があった。見てびっくりである。背中が見えない。いや、お尻もほとんど見えない。ドンゴロスの下から足が出ている。何とも奇妙な姿である。道行く人から見ればほとんどドンゴロスをかぶって歩いているように見えるかもしれない。ちょっと危ないおやじといった感じか? しかし、キャリーバッグを持ちたくない人間にとっては、これ以上最適なバッグはない、と思っている。もちろん電車内では、背中からお腹側へ移動させて、周りに迷惑を掛けないようにしていることは言うまでもない。そこまで気をつかっているのだが、周りはもっと気をつかっているようだ。誰も近寄ってこない。やはり、ちょっと危なく感じるのだろうか?