農らり、食らり、飲~んびり
その39
<39-1>オスとメスどちらが得か?(稲垣栄洋)
生物学的にはオスはメスのために作られた。どんなに強がって虚勢を張ってみても、これは、まぎれもない真実である。そのため、多くの生物では、よい子孫を残すために、子どもを産むメスが、優れた遺伝子を運んでくれるオスを選ぶ権利を持っている。
<39-2>回収率を上げる競馬脳の作り方(TARO)
競馬は勝ち馬を選ぶゲームではなく、儲けるために最善を尽くすギャンブルだと頭を切り替えることが大切です。
<39-3>99.9%の人間関係はいらない(安井元康)
10人中9人は、社長として在籍している5、6年の間はあれこれとお茶を濁して意思決定しない、という保身の道を選びます。日本の大企業において、社長というのは究極の上りポストなので、自分の身が危うくなるような意思決定はしません。というより、「捨てる意思決定」をするような人は組織の中で偉くなれません。多くの場合、日本型組織における社長は「意志決定をしない」という意思決定をすることになってしまうのです。
<39-4>林修の仕事言論(林修)
お金とは、自分の知恵が、教養が、さらには品格が試される、恐ろしい「物差し」であるという自覚が必要です。
<39-5>薬物とセックス(溝口敦)
覚醒剤はよく「前借のクスリ」といわれる。寝ないで頭や身体を動かしていたければ、明日の分、明後日の分までエネルギーを前借できる。セックスにおいても同じである。1週間先の快楽さえ前借できる。しかし前借の利息はべらぼうに高く、300%、500%の利息では済まず、場合によっては一生涯かけても払いきれないほどの利息を要求してくる。覚醒剤が抜けた後、身の置き所がないほどの倦怠感や虚脱感に苦しめられるだけではない。時には病気になるよう要求され、甚だしい場合には命さえ支払わされる。しかも覚醒剤の使用は犯罪なのだ。執行猶予になろうと、短期間であっても身体を拘束され、社会から指弾・排除され、悪評の前科前歴は一生涯ついて回る。
<39-6>書く力(池上彰・竹内政明)
アメリカ大統領選挙は、必ず4年に一度、11月の第1月曜日の翌日に行われるんです。まず、なぜ11月の上旬なのか。それは、アメリカが農業大国だからです。秋の収穫までは、忙しくて選挙どころではない。ただ、遅くなると冬支度が始まってしまう。だから、その間の「11月の上旬」になったんです。それから、アメリカはキリスト教の国なので、日曜日は安息日です。選挙なんてとんでもない。それで、日曜日は外すことになった。でも、それなら「月曜日」に選挙をすればいいと考えるのが普通ですよね。それなのに、「月曜日の翌日」と決まっているのにも、理由があるんです。それは、アメリカが建国された当時は、投票所の数も少なく、交通インフラもまだ発達していなかったからです。投票所にたどり着くためには、馬車で2日がかりで移動しなければいけないという人が、国中にたくさんいた。そういう人のために、火曜日になったんですね。この話はまだ終わりません。それなら、「11月の第1火曜日」とすればいいだろうと思いますよね。でも、「11月の第1火曜日とすると、「11月1日」になる可能性がある。この日は、キリスト教徒にとって、「諸聖人の日」という大事な日なんです。こんな日に投票などできません。11月上旬で、火曜日、かといって11月1日にならない。この条件を満たすのが、「11月の第1月曜日の翌日」ということになるんです。
<39-7>キャスターという仕事(国谷裕子)
準備は徹底的にするが、あらかじめ想定したシナリオは捨てること。言葉だけでなく、その人全体から発せられているメッセージをしっかりと受け止めること。そして大事なことは、きちんとした答えを求めて、しつこくこだわること。長い間、インタビューを続けてきて、たどり着いた結論は、このことに尽きると思っている。
<39-8>テレビじゃ言えない(ビートたけし)
テレビじゃ言えない本当の話だけど、大喜利のネタは何人もいる放送作家がウラで作っていて、落語家たちはそれを覚えて喋っているのがほとんどなんだからさ、昔、1番目のお題の時に間違えて2番目のお題の答えを言っちゃって、観客から「ついにボケたか」と思われちゃった人もいたぐらいなんでね。
<39-9>エコと健康の情報は間違いがいっぱい!(武田邦彦)
石油だけにとどまらず、石炭や天然ガス、オイルサンド、オイルシェール、メタンハイグレードなどの石油系エネルギーと呼ばれる「還元炭素」が地球上にどのくらいあるかといいますと、「地球が誕生したときの石油の原料となる二酸化炭素の量と現在の酸素の量から、論理的に炭素の量を計算すれば、還元炭素の量を推定できる」というわけです。こうしたことを踏まえて、私が石油系エネルギーがどのくらいの量があるのか、計算した結果によると、純理論的にはあと600万年、現実を考えさらに少なくみてもあと8000年分はあることが判明しました。
<39-10>沖縄を蝕む「補助金中毒」の真実(山城幸松)
「沖縄は離島が多く、原発を一基置くより送電コストの観点から小型の火力発電所を分散設置した方がベターであり、原発は沖縄にとってはスペックオーバーである」という見解が一般的である。しかし、そのじつは沖縄の在日米軍が原発設置を容認していない。米軍も防御的な観点から原発の脆弱性を知っている。今の技術では、原発防衛は不可能である。原発さえなければ、相手が核を使わない限り何とか戦術的な時間を稼ぐことが可能であり、基地の再生なども短時間でできる。
<39-11>定年後(楠木新)
60歳から70歳は、本当は自分の能力が一番発揮される時期であって、それが組織の都合により60歳で肩を叩かれてリタイアする。そしてその後20年、30年は、何をしてもいい自由を選ぶのが「誉生」、何もしなくてもいい自由を選ぶのが「余生」である、と規定する。そして「しなくてもいい自由」より「してもいい自由」を選ぶことがポイントで、自分の一番したいこと、今までしたかったけれど組織の都合や家族の都合でできなかったことをやる、それが挑戦的であり、誉である生ではないかと述べている。
<39-12>おとなの始末(落合恵子)
役職名など、肩にとまった赤トンボのようなもの。自分がちょっと動いたら、あるいは相手の立ち位置が変わったり新しい風が吹いたら、その瞬間に飛んで行ってしまうものだ。執着するほどのものではない。
<39-13>人工知能の核心(羽生善治・NHKスペシャル取材班)
今の若い棋士たちの、未知の局面に出合ったときの対応力が少々落ちている気がしています。将棋の世界は、データベースとインターネットの登場以降、最先端では流行が本当に目まぐるしく変化するようになりました。正直なところ、今の棋士はその知識をフォローするだけでも、かなりの時間と労力を必要としている状態です。なにしろ新しい手が生み出されて、それが流行ったかと思うと、すぐに研究されつくされてしまうような状況が、この15年ほど続いているのです。