今年も熱い日々が続く。わがアトリエは特に暑い。なぜ熱いか? 断熱材がまったく使われていないからである。壁、天井は板一枚である。直射日光だけはさえぎっているが、そこに照射された熱量はそのまま室内へ入り込んでくる。もちろんエアコンは装備している。エアコンがなかったかつては室内で40℃越えは当たり前であった。扇風機などは熱風を送り込むだけで全く意味をなさなかった。
エアコンを取り付けたときは感動したものである。こんなに涼しくなるんだ。これで素晴らしい発想が芽生え、いい作品が生まれるぞ、と思ったものである。もちろん部屋の大きさから換算してそれに見合う容量のエアコンを購入した。ところが、ここ数年の暑さは想像していなかった。こんなにも暑くなるとは思わなかった。出力を最大にしても部屋の温度は30℃を下回らない。冷気を直接肌に受けないと涼しくならない。これは異常である。エアコンの出力を最大にした時の音はたまったものではない。とても創作活動ができるような環境ではない。何のためのエアコンかわからない。
とうとうエアコンを買い替えることにした。早速大手電機店へ行き、高出力のものを購入しようとした。ところが高出力のものは200V仕様となっていた。しようがなく、100V仕様の最高出力のものを購入することにした。マンションの部屋(断熱、密閉性がよい)の大きさに換算すると1.5倍の容量を備えている。これなら大丈夫だろうと購入したが、これでも晴天の真夏日には容量が足らない。ひんやりとした冷気を直に肌に当てないと涼しくならない。夏の暑さを実感するとともに、「断熱」の重要性を思い知らされた。
そんなエアコンであるが、一歩外へ出ると室外機がこれでもかといわんばかりにぶんぶん回っている。こんなに一生懸命働いているにもかかわらず、誰にも感謝されていない。これではかわいそうである。何とかもうちょっと目立って、頑張っているところをアピールしてやりたくなった。箱の奥でファンが回っているのであるが暗くてよくわからない。照明をつけ、ファンに色を付けて目立つようにしようか? これはちょっとやらせ感が強いので没。間接的に働く姿を見せるのがいいように思う。そこで考案したのがファンでファンを回すことである。これならよく目立つし、一生懸命さがよく伝わる。見た目もいやらしくなくさわやかである。ガンバレぶんぶん丸!!
