ワイン

 製造年が必要なワインのラベル。そのワインの産地は世界各国にある。当然ラベルに書かれる文字は生産国の言語(ニューワールドは英語が多い)である。フランス語、スペイン語、イタリア語、その他多数。それらの言語で書かれた部分のどれが名称かがわからないだけでなく、全く読めないので、当然のことながら名前が覚えられない。そこで重要になるのがラベルの絵柄である。これがないと二度と同じワインを購入できない。字を読めないものからするとそれほど重要なものなのである。

 初めて購入するワインはどのような手順を踏むか? 何よりもまず価格ありきである。次は、赤にするか白か? はっきりとしているのはここまでである。ここから先の要望はラベルの絵柄を見比べて選ぶことになる。よりおいしそうに見えるものを選ぶのである。では、どのようなラベルがおいしいのか? それがわからないから次々と購入するのである。知識という敷居の高さを感じる酒である。