その17

<17-1>味にしひがし(池田弥三郎・長谷川幸延)
 
佃煮は東京名物の1つであるが、もと大阪の佃村(西淀区佃町)の漁民が江戸へ出て、功によって隅田川尻に島をたまわり、将軍家のご嘉例の白魚を獲って差し上げたのがはじめ、その残りを醤油煮にしたもの。島の名も佃と名づけ、それが佃煮である。
 
<17-2>今日はこの米(西島豊造)
 
米粒の外側(表面)のサブアリューロン層というところに米の旨味がありますが、研ぐことによって米の表面の細胞が壊れ、その部分から水の中へ物理的にでんぷんの粒が出てきて乳白色に見えます。これはぬかではありません。したがって乳白色の水がなくなるまでかき回しすぎてしまうと、旨味がなくなってしまいます。
 
<17-3>人間力の磨き方(鳥越俊太郎)
 
人間の一生はだいたい20年前後の「時間の束」でくくっていけるように思う。20年前後で1つの「節」を迎え、新たなステージに入っていくのだ。最初の20年は、子供から大人になるための準備・用意・訓練の時間である。2番目の20年は社会人となり、仕事を覚え仕事に慣れ、熟達しベテランと呼ばれるようになる時間。家庭を形成し、社会の構成員としても一定のポジションを獲得する。次の20年は、実は、「黄金期」と私は呼んでいる収穫と飛躍、展開の時間である。4番目の20年は、人生の締めくくりで、どう終えるかを考えながら生きていく時間だ。
 
<17-4>不味い!(小泉武夫)
 
その民族の食べ物は、その国の気候風土に培われた食材と、それを生かした調理法で作られたものが一番だと思っている。
 
<17-5>この国で起きている本当のこと(辛坊治郎)
 
フランスでたくさんの子供が生まれる本当の理由は何か。それは税制だ。フランスの税制の特徴は、税率を決めるときに、子供を含めた世帯人員の数で所得を割るところにある。どこの国でも所得税には累進課税が適用されている。フランスの制度の下では、高額所得者の場合、子供の数が多ければ多いほど劇的に税額が下がるのだ。所得の高い層だけに、極めて高い子作りモチベーションが与えられる。その結果、所得が多い層で子供が増えるということは、教育環境の整った家庭で育つ子供が増えるということを意味している。危ない言い方をすると、「生活力があって、多く稼ぐ遺伝子を持った子供がたくさん生まれる」可能性がある制度なのだ。
 
<17-6>「体重2キロ減」で脱出できるメタボリックシンドローム(栗原毅)
 
遺伝的な特徴として日本人は内臓脂肪を蓄積しやすい民族であるということがわかってきた点があります。人種的に「倹約遺伝子」あるいは「節約遺伝子」をもっている人が多いのです。
 
<17-7>日本一の桜(丸谷馨)
 
「染井吉野寿命60年説」が流布するのである。事実、明治から大正にかけて日本中を覆った染井吉野は、そのほとんどが昭和の前期に絶えてしまい、1000本に数本といった割合で、現存するのはほんのわずかだ。ところが、弘前公園内には樹齢100年を超した染井吉野が300本以上、じつに5本に一本近い割合で残っている。
 
<17-8>知的会話入門(樋口裕一)
 
知的会話力がない人の特徴①人の話を聞かない②人の話を横取りする③ウンチクが好き④自分だけが自慢話をする⑤いつも同じ自慢をする⑥自分の意見にこだわる⑦とにかく話が長い。
 
<17-9>野菜作り名人の知恵袋(加藤義松)
 
エダマメの本当においしい時期は3日くらいだ。取り遅れても早すぎても、美味しいエダマメにはありつけない。収穫時期になったら、株ごと引き抜く。当然、実の充実しないさやも出てくるが、それが膨らんでくるのを待っていたのでは、せっかくの美味しいエダマメを取り損なってしまうことになる。
 
<17-10>見える化(遠藤功)
 
トヨタ生産方式の生みの親である大野耐一元副社長は、「『データ』はもちろん重視するが『事実』を1番重視している」
 
<17-11>柳井正の希望を持とう(柳井正)
 
「危機感を持つ」とは、自分の状態や成績を客観的に評価しながら、慢心しないよう、努力を続けることだ。不安とは性質が違う。不安は持たなくてもいいけれど、危機感は常に感じていなくてはならない。
 
<17-12>アメリカ最強のエリート教育(釣島平三郎)
 
日本のいう平等とは「結果平等」であり、会社における年功序列や同期入社、護送船団方式がその表れである。優秀な人も、そうでない人も努力する人もしない人もすべて結果を平等に扱う考え方である。アメリカのいう平等は「機会平等」で、チャンスは誰にでも平等に与えることに大変意義を見出している。
 
<17-13>中国ビジネスとんでも事件簿(範雲涛)
 
日本人の駐在員は普段の仕事のつらさ、ハードさよりも、宴席での乾杯の連続に閉口して健康を損ねてしまうパターンが多い。
 
<17-14>勝負勘(岡部幸雄)
 
ルドルフと一緒に育ったシンボリ牧場の馬や、ルドルフと合わせて調教した同じ厩舎の馬のなかには、ルドルフの強さを目の当たりにすることで戦意を喪失して、だめになった馬が何頭もいたほどだ。