農らり、食らり、飲~んびり
その19
<19-1>もう、この国は捨て置け!(呉善花・石平)
韓国には年寄りのための文化がないし、年寄りが習い事をするということは、韓国ではありません。儒教の世界では年寄りは教えるものであって、学ぶものではない。中国も同様に年寄りは知恵者でなければならない。知恵がなくても知恵者のふりをしなければならない。
<19-2>ギャンブルにはビジネスの知恵が詰まっている(松井政就)
カジノでは勝ち続ける人もいるが負け続ける人のほうが圧倒的に多い。こうした場所で一度負けはじめた人は、どういうわけか悲劇的なまでに負けていき、何をやってもすべて裏目に出るようになる。
<19-3>印刷業界(山名一郎)
受注産業から脱皮し、受注を作り出す真の製造業=造注製造業に変革しようという動きが起きてきている。
<19-4>なぜ、習近平は激怒したのか(高口康太)
中国では4年に一度、全国運動会と呼ばれるスポーツイベントが開催される。省ごとにメダル数を競うもので、自治体のメンツと地方官僚の評価を賭けた戦いである。地方官僚にとっては五輪以上の重要性があるといっても過言ではない。効率よくメダルを増やすためには、不人気の個人競技を強化するのが手っ取り早い。サッカーならば11人を育成してメダルが1つ、重量挙げならば1人で1つのメダルが取れるからだ。マイナー競技における中国の強さはここに理由がある。
<19-5>お金を知る技術殖やす技術(小宮一慶)
世界一の投資家ウォーレン・バフェットは、こういっています。「天と同じく、市場はみずから助くるものを助く。しかし、天と違って、市場は右も左もわからぬものを許さない」
<19-6>B級グルメが地方を救う(田村秀)
広辞苑によれば、焼鳥の項には、「鳥肉に、たれ・塩などをつけてあぶり焼いたもの。牛・豚などの臓物を串焼きにしたものにもいう」と書かれている。だが、料理記者の岸朝子さんによれば「『焼き鳥』は文字通り『鶏』を焼いたものだが、やきとりは『広辞苑』にも牛、豚などの臓物を串焼きにしたものとあります」
<19-7>ビールの科学(渡淳二)
ビール100gあたりのプリン体含量は約6~11mgであるのに対して、レバーや赤身魚、干物などはビールの20~40倍以上のプリン体を含んでいる。
<19-8>サンクコスト時間術(斎藤広達)
サンクコストとは管理会計や意思決定論で使われる考え方ですが、「もはやどうにもならないもの。よって、考える上で除外するべきもの」という意味です。
<19-9>自殺する種子(安田節子)
水ストレスの高い米国やオーストラリアなどが世界の食糧生産を担うことは、水不足の点から見ても合理的ではありません。また、これらの国に食糧を依存し続けることは、これら輸出国が、水不足を理由に、食糧の輸出ができなくなる事態を想定すべきで、自給への真摯な努力が今、求められるのです。
<19-10>新聞がなくなる日(歌川令三)
モノをたくさん作るとだんだん売れ行きが悪くなり、限界的な利益はゼロに近づいていく。「収穫逓減」の法則という。だがデジタル革命がもたらしたインターネットという「財」はそうではない。ネットワークを広げれば広げるほど、倍倍ゲームで価値が増大する。「収穫逓増」どころか「収穫爆発」するすさまじい「財」なのだ。
<19-11>うなぎ(井田徹治)
新潟県の魚野川で集めた46匹のウナギのうち、なんとニホンウナギはたったの2匹、4.3%だけだったのだ。全体の93.5%に当たる43匹がヨーロッパウナギで、なんとアメリカウナギも1匹見つかった。
<19-12>ラーメンの真髄(石神秀幸)
ラーメンのスープに使う場合は、大雑把に分けると魚介系スープには軟水、動物系スープには中硬水が向いています。
<19-13>考(中馬清福)
事変は外国との紛争で、軍事力を行使しながら宣戦布告をしない戦闘あるいは戦争の状態、と定義されている。
<19-14>女子の本懐(小池百合子)
「モラルとモラール」と、韻を踏む形で付け加えた。モラルは道徳を意味するが、情報保全を確実に実行するのが防衛省・自衛隊にとっての最低の道徳の1つである。一方、モラールはフランス語を語源とし、「士気」を意味する。どちらも国防にとって基本的な姿勢ではないか。
<19-15>日本一の桜(丸谷馨)
枝垂れ桜は幹が固化するまで、添え木などをして人為的に支えてやらないと成長できない性質をもつ。これはジベレリンという植物生長ホルモンの供給異常により、枝が固化する前に成長が促進されることによって枝垂れてしまうのだ。
<19-16>神の手の提言(福島孝徳)
CTの場合は、アメリカの検査料は約1000ドルしますが、日本は14190円で、日本はアメリカの10分の一程度です。MRIにいたっては、アメリカが1回の検査料が約3000ドルであるのに対し、日本は17990円、約30分の一です。
<19-17>プロ交渉人(諸星裕)
これから英語に代わる世界共通語をつくるのは不可能だと思う。世界共通語として英語を超える可能性が少しでもあるとすれば、中国語かスペイン語だろう。それは、中国語、スペイン語を話す人口が多いからだ。
<19-18>食の世界地図(21世紀研究会)
普通、1ダースといえば12である。ところが英語で、「パン屋の1ダース」というと、1つ多い13を表すのである。その起源は、13世紀のイギリスでのこと、パン屋がパンの重さをごまかして売っているのではないかとの噂が起こったことにある。これに対して、1266年、もしもパン屋が重さをごまかしてパンを売っていた場合、重い罰を下すとの法律が成立した。ぎりぎりのところで重さが違うというだけで罰せられてはたまらないと考えたパン屋たちは、お客が買っていく1ダースのパンに、思い切って1つおまけをつけることで解決を図ったのである。
<19-19>野村商法物語(武田康)
人生はロマンと想像である。
<19-20>タテ社会の力学(中根 千枝)
各レベルごとに、同じように集団機能が与えられているのではなく、最上位と最下位に位置する小集団の機能が最も高く、それらが集団の生命・活力源となっており、その中間はその二つのつなぎの役割を持っているわけで、単に制度的な上位集団を形成しているに過ぎない。
<19-21>金持ち父さん貧乏父さん(ロバート・キヨサキ)
「学校は雇い主としてではなく、雇われる側の人間として優秀な人間を育てる場所だ」
<19-22>稲盛和夫の実学経営と会計(稲盛和夫)
これからの経営は「価格は市場が決めるものである」という大前提に立って進めていかなければなりません。そのためには、製造業であれば,「価格もコストも固定したものではない」という考え方を基本とし、コストダウンに向かって創意工夫を重ねていく体制でなければならないのです。
<19-23>資産疎開(太田晴雄)
過去の歴史を振り返ってみると、製造業は加工技術がより高度なものへと移り、労働集約型企業からハイテクへ、さらに複合化ハイテクへと進歩していることがわかる。
<19-24>知的プロフェッショナルへの戦略(田坂広志)
仕事の報酬には、「マネー」(金銭)以外にも、「ナレッジ」(知識)、「リレーション」(関係)、「ブランド」(評判)、「グロース」(成長)という「目に見えない四つの報酬」があるのです。
<19-25>ビジネス難問の解き方(唐津一)
企業というのは規模が大きいからといって、競争力が強いわけではない。ある特化されたマーケット内で確固とした技術を持てば、「差別化と集中」の戦略とは、まさにこのことである。