大雪
数日前から大雪に対する注意が喚起されていた。10年に一度の大寒波が来るという。前日の昼過ぎごろから風が強まり、気温もぐっと下がってきた。台風並みといってもいいくらいの強風であった。自宅周りやアトリエ、菜園内での雪対策を万全にした。日没直後から雪が降り始め、深夜には屋根や道路に数センチの雪が積もっていた。雨(雪)雲の動きをチェックすると、それほど雪を降らせるような雲の動きはなかったので寝床についた。
朝起きると一面真っ白な銀世界であった。昨夜確認した状態からそれほどは降らなかったようである。駐車場の屋根は雪で覆われ薄暗くなっている。屋根は積雪20cmを超えると雪下ろしの必要性が明記されている。最大で5cm程度の積雪であるため、十分許容範囲である。ぐるりと家やアトリエ、菜園の周りを点検したが、特に問題となるようなことは起こっていなかった。何よりも風が収まっているのがありがたい。昨日の風は台風並みであった。事故や破損がなかったのは幸いである。ただ、屋外の水道はタオルを巻き段ボールで囲っておいたが、蛇口の栓が凍りつき使用できなかった。水道管の破裂ということはなかったが、昼過ぎまで使用不能であった。
アトリエは今期最低室温を記録した。氷点下0.1℃である。氷点下といっても、何かが凍っていたというようなことはない。ただ、吐く息が白くなり寒いだけである。小さなアトリエであるからダルマストーブを点ければあっという間に室温は上昇する。しかし、扇風機でどんなに室内をかき混ぜても、足元は恐ろしく寒い。
さて、家庭菜園であるが、ムギもニンニクもすっかり雪に覆われている。天気がよかったので、昼頃には何事もなかったようにムギは青々とした姿を見せていた。心配なのはメダカである。分厚い氷に閉ざされ、その上にうっすらと雪が乗っている。この氷が完全に解けるのはまだ相当先になるだろう。数年前の大寒波で、厚さ3.5cmの氷が張ったときでも無事であったので、今回も恐らく問題ないものと思われる。これらの記録を取っておかなければならない。と思いアトリエへ行き、カメラを取り出し撮影にかかろうとしたときに異変が起こった。スイッチを入れてもカメラのレンズが飛び出してこない。数ミリ出て止まってしまう。何度繰り返しても同じである。凍っているわけではないと思うが、寒さで摺動部あたりの滑りが悪いのだろう。急激に温めると結露する可能性があるので、じっくりと体温で温めることにした。しばらくするとレンズが作動し、以下の写真を無事に撮ることができた。
<スズメの餌台>
<メダカ池>
<ニンニク>
<ムギ>
<イチゴ(ロゼット状態のため見えず)>