136.レシート
どうでもいいと言えばいいのであるが、やっぱり気になるので書き留めておきたいことがある。それは、買い物時に受け取るレシートに関してである。気になりだす前までは10~15cm程度の長さであった。もちろん購入品目が増えれば長くなっていたが、数点であればそれほど長くはなかった。受け取った後は財布にすっと入れて、購入品の袋詰めに移行できた。今はレシートが長すぎて、二つ折りにしなければ財布に入らない。
例をあげると、某書店のレシートは週刊誌2冊購入で25cmである。印字されているものを見ると、上から店名、登録番号、電話番号、商品名、小計、消費税、合計現金、おつり、である。ここまでが必要事項である。これなら13.5cmである。その下にQRコードが2個、1つは図書カードギフトが当たる景品の応募要項、もう一つは書店の在庫検索用である。これらに11.5cmを要している。在庫検索は便利であるが、それを使うほど読みたい本があるわけではないので使ったことはない。ギフトの応募要領にいたっては、個人情報を無償で提供しているようで使用する気にはなれない。次の例は某ドラッグストアである。商品を3点購入して、28、19、17、12、12cmの5枚のレシートを受け取った。最も長い28cmには購入品名と金額が11cm、そのあとはすべてポイントのお知らせである。19、17cmはともに豪華賞品の抽選とポイントプレゼントのQRコード付きである。これらも個人情報の提供感が強く全く無視である。残り2枚はお客様控えとなっており、ポイントカードと電子決済である。
どの店で買い物をしてもほとんど同じような状態である。4、5店舗で買い物をすれば財布は相当に膨らんでしまう。家に帰ってからもこれらを見直すことは全くない。かといってその場で捨ててしまえば、何か不祥事があったときに証拠がなくなってしまうので自宅まで持ち帰ることになる。そして自宅での処分となる。小さな紙きれとはいえ、ごっそりとごみ箱へ投げ入れるには心が痛む。
そんな小心者でも時としていいことがある。ふと目にした内容にわが目を疑った。なんと、レシートの印字面でスマホの画面を拭くとピカピカになるという。こんなツルツルのもので拭けば汚れが拡散し、余計に汚れるのではないか、と全く信用ができない内容である。しかし、大した作業でもないし、何かあったところでそれほど大惨事になることもないので試してみた。結果を見てびっくりである。たしかにピッカピカである。
今では、携帯拭き用のレシートが大量にクリップに挟まれて出番を待っている。
PS:これで顔を拭けばピッカピカになるだろうか? こちらは大惨事の可能性があるのでまだ試していない。