まさに奇跡の復活である。まさか復活するとは思っていなかったのでその当時の写真を撮っていなかった。葉がすべて茶色になり完全に枯れた状態であった。その状態から2週間程度が経ち、気が付くと青々とする葉を付けていた。
盆栽の話である。真夏に1泊2日で旅行をした。たっぷりと水やりをして出かけたが、連日の暑さと直射日光ですっかりと萎れてしまっていた。大急ぎで水やりを行ったが、日増しに葉が枯れていき、数日後には完全に葉が茶色になってしまった。これはもう復活の可能性はない。これらの盆栽は他の草花と一緒に並べて置いていた。盆栽は小さな植木鉢に植えることでバランスがよく、より美しさを感じられる。それが今回の失敗につながった。せめて日陰へ移動させておけばこんなことにならなかったであろう。後悔することしきりである。
枯れた盆栽を処分することなく、他の植物と同じところにおいたまま連日水やりをしていた。すると驚いたことに、2週間程度で青々とした葉が出てほぼ完全に復活した。ところがもう一鉢の方は全くその気配がない。こちらは完全に枯れてしまったのだろう、と思いながらもわずかな期待をしていた。枯れた状態からほぼ1カ月、枝の先端の2か所から葉が出ていた。わずか30cm程度の木であるが、1カ月かけて水の進路を開拓したのである。そして最も可能性のある部分の葉を開かせたのである。これには唯々感動するのみである。この小さな木のどの部分が枯れ、どこが生きているのかはわからない。したがって、これを育てるにあたっては、すべてを含んで盆栽として育てよう。枯れた部分も盆栽としての美が感じられてきた。

<枝の一部から新芽が・・>

<今はともに元気で青々と>